スポット溶接は、接合したい2枚の金属をガン(スポットガン)の強い力で挟み込み、挟み込んだ部分にガンから大電流を流すことで発生する抵抗熱で溶接する方法です。比較的薄い金属の接合に使用され、自動車ボディーの溶接に広く使用されています。スポットガンは大きく重量があるため、アーク溶接と比較して可搬質量が大きいロボットが利用されます。スポット溶接には、レーザーを使用したもの(レーザースポット溶接)や電極をローラ形状にしたシーム溶接もありますが、単にスポット溶接という場合は通常スポットガンを使用した溶接を指します。
スポット溶接では短いピッチで連続して溶接する場合が多く、スポットガンが重たいこともあり、ボディーのアームをいかに振動させずスムーズに高速で動かせるかが工程作業時間であるタクトタイム短縮のために重要です。当社のスポット溶接ロボットではこの振動を抑える制御方法を開発し実装しています。
15件中/1-15件目を表示