お客さまの目的・課題
目的
- 野菜工場の安定稼働を実現したい。
課題
高頻度で稼働する。自動植え替えロボットのチャッキングを駆動するリレーが故障し、安定稼働が出来ない。- 高頻度使用に耐えるリレーが必要
- 高湿度の環境に耐えるリレーが必要
ソリューション提案
お客さまの既存設備(3つの自動化)
①自動播種(はしゅ):葉主装置が栽培コマにゲル状の培地充填し、1粒ずつ種をまく。②自動植え替え:苗の成長に応じて、垂直搬送ロボットが栽培コマとスペーサーを段移動させて、
野菜の株の間隔を調整する。
③自動収穫:収穫ロボットが、野菜を1株ずつねを切り話してコンテナケース詰めを行う。
3つの自動化装置の中で上記②の自動植え替えロボットのハンドは成長に伴う苗の間隔調整や
光量のこまめな調整を行う為、高頻度の開閉が求められる。
既存の気中接点型リレーだと3か月程度で故障し、リレーの交換が頻繁に必要。
提案内容
気中接点型リレーから、”ベスタクトリレー(F3PE21型)”への変更提案実施。1.機械的需要の改善
2.電機的寿命の改善
3.接触信頼性の改善
ベスタクトリレー採用によるメリット
1.機械的寿命が長い:内臓接点の機械的寿命は1億回あり、汎用気中接点と比較して大幅に寿命が長い。
2.電機的寿命が長い:誘導負荷遮断時はグロー放電で遮断が行われる為、接点の消耗が少なく”長寿命”となる。
3.接触信頼性が高い:接点部はガラス管で封入されており、ガスや湿気による接触部の腐食がなく、
粉塵等の異物の混入もない為、継続的に高い信頼性を有する。
改善結果/効果
ベスタクトリレーの使用により装置の安定稼働を実現
従来の気中接点型リレーでは3か月程度で故障が発生していたが、ベスタクトリレーに変更後2年以上使用して、問題の発生がない。