【安川電機】安川インバータGA700シリーズ 大容量帯を販売開始
－ 400V級を630kWまでラインアップ拡大 －

ラインアップ拡大のねらい

2015年に「多才」「使いやすさ」「安心」をコンセプトとして一般産業用途向け安川インバータGA700シリーズ を製品化し、新モータ制御による高効率化、周辺機器を取り込んだシステムのコストダウン、IoT対応による生産管理の効率化によって、ご好評をいただいております。

400V級の容量ラインアップを従来の0.4~355kWから0.4～630kWへ大容量帯を拡充したことで、大型の一般産業用機械や設備に適用可能となり、より幅広くGA700をご使用いただけるようになりました。また、従来機種と比較して大幅に小型化・軽量化を実現しており、お客さまの設備の省スペース化に貢献します。

主な特長

（１）インバータ容量選定の選択肢拡充

従来機種A1000の容量ラインアップは500kW、630kWの２種類でしたが、GA700では450kW、500kW、560kW、630kWと４種類に増やしたことで、モータ容量に対してインバータ容量をより細かく選択できるようになりました。
例えばモータ容量560kWの場合、インバータ容量は従来機種では630kWとなりますが、GA700では560kWを選定可能なためコストダウンに貢献します。

*軽負荷定格にて比較

（２）小型・軽量化を実現

インバータ主回路構成の見直しにより、従来機種A1000と比べ大幅な小型・軽量化を実現しました。
例えば、630kW機種の比較では設置面積比で40%削減、質量比で35%削減となり、工場のスペースを有効活用することが可能です。

*インバータ容量630kWでの比較（面積、体積、質量）

（３）最大出力電圧を改善

本容量帯の従来機種A1000では入力電圧の95%が最大出力電圧でしたが、GA700では構成を見直し、入力電圧相当の最大出力電圧に対応しました。
これにより、従来機種と比較して高い定格電圧のモータを組み合わせることが可能となり、モータ電流を抑えることができます。
※モータ特性に依存します。

（４）充実の基本機能・性能

業界をリードする最先端のモータ制御をはじめ、基本機能・性能は現在発売中のGA700と同等です。

主な用途

今回拡充した容量帯は大型産業機械に幅広く適用可能です。
・大型クレーン/コンプレッサ/プレス機械/押出機　など

拡充機種

 ・400V級 三相400kW/450kW、　450kW/500kW、　500kW/560kW、560kW/630kW
（重負荷定格/軽負荷定格にて表記）