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【安川電機】自動車向け塗装用途オープナーロボット「MOTOMAN-MPO10L」を販売開始

塗装ブース内の走行装置を無くすことで設備トータルコストの大幅削減を実現

メーカー:株式会社安川電機
製品:MOTOMAN-MPO10L
発売日:2023年2月20日

主な特長

自動車ボディーの塗装時には、蓋物といわれるドア、エンジンフード、テールゲートの開閉を行い、それらの外側、内側を効率よく均一に塗装する必要があります。

この塗装工程は内板塗装工程と呼ばれ、従来の自動化設備では、ドアの開閉動作は塗装用ガンとドアを開閉するハンドの両方を装備した塗装ロボット、もしくは走行装置に搭載されたドア開閉ロボット(オープナーロボット)にて対応していました。前者は生産タクト増や開閉に使うジグが複雑化する問題があり、後者でも長大な走行装置を設置する必要があるため塗装ブース幅の拡張や補強などのイニシャルコストおよびメンテナンスコスト増大につながっていました。

このたび販売されたMOTOMAN-MPO10Lは、搬送コンベヤに追従しながらドアの開閉や保持動作が可能なため、走行装置を無くすことができました。これにより、導入・稼働・メンテナンスの各場面においてコストを削減するほか、既設の人手による塗装工程の自動化も容易となります。

(1)内板塗装工程の完全自動化

搬送コンベヤに追従しながらドア開閉作業ができることで、塗装ロボットは塗装作業に専念でき、余力を持った生産タクトが実現できます。さらに、デッドスペースとなっていた床面近くで動作が可能なことから、塗装ロボットの作業範囲や自動車ボディーとの干渉を回避することができます。

(2)3リンク構造のアーム採用による走行装置レスの実現

自動車ボディーへの追従距離と同等距離を確保しつつ、自動車ボディー、コンベヤ等の周辺塗装設備、塗装ロボットとの干渉を回避するため、3リンク構造のアームを採用しています。

(3)導入・稼働・メンテナンスのコスト削減

長大な設置面積が必要であり、かつ重量物である走行装置が不要な設備構成になることで、工程幅の短縮や床下補強の削減につながり、塗装ライン導入のコストを抑えることができます。


メンテナンス面でも、走行装置本体のメンテナンス・清掃が不要となることでコスト削減が見込めるほか、MOTOMAN-MPO10Lと組み合わせて使用される塗装ロボット製品のラインアップと推奨予備品を共通化しており、モータ、減速機などお客さまの予備品在庫の負担軽減に配慮しています。

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