制御盤内にご使用のリレーでお困り事はありませんか?
・気中接点型リレーで接触不良が起こる
・高頻度開閉の用途で寿命が満足出来ない
・接点開閉時のサージ電圧で周辺の電子部品が破損した
・半導体リレー使用回路の漏れ電流で装置が誤動作した
ベスタクトリレーは制御盤使用リレーの
お困り事を解決します!
・ガラス封入接点なので外部雰囲気の影響を受けない
・駆動部が少なく機械的寿命が長い
・誘導負荷遮断時はグロー放電を行う為サージが少ない
・機械接点なので完全な絶縁が取れる(接点間耐電圧800V)
鉄道・電力市場で30年以上の実績があるベスタクトリレーですが、今回、FA市場の要求に応じた製品を新たに開発されました。
内蔵接点のベスタクトR15は従来製品と同一で、抜群の信頼性をFA市場でも発揮します。
高い接触信頼性
・磁気接触部と接点部を分けることで、接触不良・開閉不良のリスクを低減します。
・閉路時に接点面を滑らせながら動作させる事で、接点をクリーニングする効果があります。
・ガラス管内に不活性ガスを封入する事で、接点の酸化を防ぎます。
現場環境に強い
・接点がガラス管に入っている為、ガス・湿気・水・油・塵埃等の影響を受けにくくなっています。
耐振動性、耐衝撃性が高い
・もどしバネの力で接点チップ(頭部)がガラス管に押し付けられている為、磁力が発生していない状態でも、振動や衝撃に強い構造となっています。
フィールド故障率
気中接点 P水準 0.1×10-6/回
半導体リレー N水準 0.05×10-6/回
ベスタクトリレーE水準 0.005×10-6/回
長期劣化が無く、希頻度使用にも最適
●DC100V,0.5A,L/R=100msの誘導負荷遮断性能比較
●気中接点形リレーとベスタクトリレーのDC誘導負荷の遮断性能を比較しました。
【ベスタクトリレー】
ベスタクトリレーは、窒素ガス内での放電が行われる為、定格電流以内での遮断時の放電現象は、グロー放電となります。
グロー放電は、電流密度が小さく、接点の広い範囲で放電が行われます。
この為、接点部の消耗が少なく、なだらかで均等な消耗となり、接点の寿命を長く保つ事が出来ます。
また、ベスタクトリレーは窒素ガス封入接点ですので、接点面が酸化することが無く、長期の使用において接点部の経年劣化
が有りません。
【気中接点リレー】
気中接点形リレーは、空気中での放電が行われる為、遮断時の放電現象はアーク放電となります。
アーク放電は、電流密度が高く極部的な放電を行う為、放電部の温度が高熱となり、接点の消耗は大きくなります。
同一形状の接点でグロー放電の遮断と比較すると、寿命は極端に短くなります。
【高 温】
リレーはIEC60751に対応した製品も準備しており、最大で70℃までの使用が可能です。
【多 湿】
接点部はカラス管で封入されており、接触部が外気の影響を受けることがありません。
【振 動】
接点が開いた状態でも、戻しバネの圧力でバックストップ部がガラス管に固定されているので振動に強い構造となっている。
リレーは、IEC61373に対応した製品も準備してされております。
【ノイズ・サージ】
誘導負荷遮断時は、グロー放電による遮断を行いますので、サージ電圧は最大でも300V程度に抑える事が出来ます。
従って使用回路によっては、サージ吸収回路が不要となります。
【封入接点である優位性】
ベスタクト接点は、ガラス管内の気圧は約0.4atm低く、
内部に窒素ガスを封入している為、定格電流以下の遮断は
グロー放電で遮断します。
グロー放電はアーク放電と比較して電流密度が低く、
接点の消耗が小さく抑えられる為、同一Gapの気中接点と
比較して、遮断容量が大きく取れます。
【2つのバネ材の使用による優位性】
ベスタクト接点は、コイルの吸引力が無くなると、固定バネの
戻し力と可動側 可動バネの戻し力との反発エネルギーで、
瞬間的に可動接点をはじき飛ばします。
この時、接点表面の軽微な溶融やブリッジを破断させる効果が
あり、遮断容量が大きく取れます。
■封入接点である優位性
ベスタクト接点はガラス封入接点で、ガラス管内部に窒素ガスを封入しています。従って外気の湿気やガスの影響を全く受けません。また粉塵等の微細な塵埃が接点に噛みこむこともありませんので、接触信頼性を高く保つ事が出来ます。
■二重接点構造
ベスタクトは、接点部と磁極面の2つの面で接点の接触が構成されていますので、接触信頼性が向上します。
■ワイピング動作(②→③→④)
可動接点が、固定接点に接触してから押し込まれて完全に動作が完了するまでに、接点の接触部は摺動しながら接触ポイント変え接触しています。この動作をワイピング動作と呼び、接点表面をクリーニングする効果があり、接触信頼に寄与します。
【長寿命の効果】
ベスタクトリレーは初期トラブルが少なく長寿命となる為、制御盤内でのリレー交換頻を大幅に改善します。
●耐久試験後のリレーの外観状態の比較
気中接点リレーは、誘導負荷の開閉時にアークが発生します。この時のアークと空気中の水分が反応し硝酸ガスが発生し、接点の
接触部やコイル・接続部の腐食が発生します。
ベスタクト接点は封入接点ですので、外気と反応して硝酸ガスが発生する事はありません。
ベスタクトリレーは遮断容量が大きく遮断時の放電現象がグロー放電での遮断となりますので、大きなサージ電圧の発生がありませ
ん。
使用開路によって保護開路を設ける必要が無くなりますので、回路構成がシンプルとなり、制御盤内のトタルコストが低減出来ます。
●鉄道のドアスイッチに適用された例
従来は接点容量の小さい単純リードスイッチを使用していた為、ドアの開閉指令を受けたスイッチはパワーリレーコイルを駆動し
、パワーリレーの接点信号が、バルブの制御や運転台に戻る信号となっていました。
また接点信号が小さい為、保護開路も必要でした。ベスタクトを使用する事により、パワーリレーと保護開路が不要となりシンプ
ルな開路構成が実現されています。
株式会社ベスタクト・ソリューションズ
https://bestact.co.jp/index.html
株式会社ベスタクト・ソリューションズ
FA市場専用ベスタクトリレー
製品詳細はこちら
https://bestact.co.jp/pdf/2022_2/CH-B-001-3.pdf